チップを払うこと

海外暮らし

こんにちは、おけぽ~です!

1.チップを渡す慣習

海外の多くの国にあって日本にないもののひとつに「チップを渡す慣習」があります

何らかのサービスを提供されたときに、サービスへの対価とは別に、

「気持ち」としてサービス提供者へ支払うものです

例えばレストランで食事をした際であればウェイターさんに、

タクシーを利用したときはタクシーの運転手さんに、

理髪店で髪を切ってもらったときは理髪師さんに、という具合です

(コンビニやスーパー、デパートでの買い物などではチップは支払いません)

提供されたサービスに対して、自分の感謝の気持ちのしるしとしての位置づけなのですが

サービス提供者にとっては、給料の一部として期待していることも多く

サービスがひどくなければ、チップを支払うことは「当たり前」となっている感覚です

決められた対価を払っている限り、無銭飲食とか無銭乗車にはならないので

もちろん問題はありません

とはいえ、サービス料金の5%~10%が暗黙の「相場」となっている場合があります

特にレストランの場合は、お会計をお願いして請求書を見てみると

「サービスチャージ」という項目で食事代の10%程度がすでに含まれていたりします

なんとなく日本の居酒屋の「お通し」に似ていますね

ただ、お通しは一般的には小鉢や一皿くらいの料理が提供されるもので

その対価として「お通し代」が発生するのに対し

海外でのサービスチャージは、実際に提供された料理の対価ではありません

このように、きっちり請求してもらえればわかりやすいのですが

そうではない場合(タクシーや理髪店など)は、当然自分でその金額を決めます

2.チップを払うときに困ること

金額を決めること自体はたいした作業ではありませんが

困る場合があります

それは、「支払おうと思った金額をちょうど持ち合わせていない場合」です

例えば、タクシーに乗って運賃が1,100円だった場合を考えてみます

このとき、サービス(運転手さんの接客態度や運転技術など)がよかったので

チップとして200円、合計1,300円を払おうと思ったとします

しかし、財布の中を見ると1,000円札は何枚かあるものの、小銭は500円玉が1枚

100円玉が1枚だけでした

つまり1,300円ちょうどがありません

さて、皆さんならどうしますか?(笑)

 ①運賃1,100円ぴったり払う(チップなし)

 ②合計1,500円払う(チップ増額)

 ③1,500円を渡し、お釣りを400円もらってから200円払う(合計1,300円払う)

即決できる人は少ないのではないのでしょうか?(笑)

①だとなんとなく良心がいたむし、②だとなんとなく損した気分になるし

③は受け渡しのやりとりが増えるのでやや面倒だし…(笑)

ちなみに僕はやや面倒でも③を選ぶことが多かったですが、

合計金額を渡すと3回に2回の割合で「お釣りないよ~」と言われます(笑)

本当にないのか、お釣りを払いたくないからないといっているだけなのか

よくわかりませんが(笑)

そんな運転手さんへのチップですが

最近はグラブタクシーなどのライドシェアサービスが普及して

支払は事前予約の際にキャッシュレスで決済できるため

タクシーに乗って運賃を現金で支払う機会もだいぶ少なくなり

今述べたような困りごとは起きていませんが

タクシー以外にもキャッシュレス決済ができないサービス・店舗が依然多く存在するので

事前にそのような支払い予定があるときは、ぴったり払える額を持つようにしています

3.チップを払うときに心がけていること

繰り返しになりますが、本来のチップの本質は

「提供されたサービスに対する感謝の気持ちを示す」ことですので

渡すときには「ありがとう」と言葉で伝えるようにしています

言葉で伝えることで、チップを支払った側も、受け取る側も、

お互い幸せな気持ちになると思っているからです

また、感謝を示す言葉はそれ自体がポジティブなものなので、

ポジティブな言葉を発することにより、レストランを出た後やタクシーから降りた後も

ポジティブな気持ちでその後を過ごすことができるといった効果もあります

もちろん、サービスが劣悪だった場合はチップを払う必要すらないでしょうが

通常の(期待通りの)サービスだったとしても、以上の理由から

「ありがとう」は必ず言うようにしています

このように、チップを払うことによって幸せな気持ちになるので

皆さんも海外に来たらチップはバンバン払いましょう(笑)

では、また明日。

OK PO~

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